研究について

看護管理学分野では現在、次のような研究を行っています

看護職の職業移動と心理社会的労働環境に関する研究

看護職が能力を発揮し、質の高いケアを継続的に提供するためには、看護職が自身の労働環境に満足し、長期にわたって働き続けられることが重要です。

本分野では、看護職の職業移動(離職/退職、入職/復職など)に影響する心理社会的労働環境(例えば職業性ストレスなど)の解明を目的とした研究を行っています。

こうした研究を通して、看護職がそれぞれ個々の持つ力を十分に発揮して、いきいきと楽しく働くことができるよう支援することを目指しています。

看護現象のジェンダー分析に関する研究

日本の看護職の95%は女性です。

看護という仕事は近代以降、女性の職業として社会的に構築されてきた経緯もあります。

このような背景をふまえ本分野では、看護/ケアの概念のジェンダー分析、看護職者のジェンダー意識の分析、男性看護師に関わる諸問題を研究しています。

これらの研究を通して、看護界の男女共同参画の実現と、看護職者の社会的地位の向上の実現を目指しています。

看護職の専門職的自律性、自律的な臨床判断、反省的思考に関する研究

看護職が専門職であるためには、専門職としての成立要件を満たすことが必要です。

専門職の成立要件のなかでも、とりわけ自律性の達成は困難です。

本分野では、看護師の自律性に関する測定尺度の開発、自律性に影響する要因の解明に関する研究、看護師が発揮している自律的な臨床判断のあり様の解明、専門職としての成長を促す反省的思考のあり様の解明などに関する研究を行っています。

これらの研究を通して、看護職がより高い自律性を獲得し、質の高い専門的ケアを提供できることを目指しています。