ごあいさつ
ごあいさつ
このホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。私たちの分野は朝倉の赴任の1年後、2010年4月に看護教育・管理学分野として新設され、2017年4月には看護管理学分野と名称を変更して、新しいスタートを切りました。
私は、看護学の教育研究の道に入って以来、主に以下の3点に関心を持ってまいりました。
〇看護の専門職化、看護師の社会的地位の向上が難しいのはなぜか。どのようにすれば、専門職化が進み、社会的地位が向上するのか。
〇看護職が生き生きとキャリアを開発し、末永くその力を発揮するには何が必要か。
〇看護職が働きやすい労働環境とは、どのようなものか。どのような条件が整えば、看護職の離職は回避できるのか。
2020年以降、世界中に拡大したCOVID-19パンデミックでは、看護の仕事はエッセンシャル・ワークであり、市民の生活に必要不可欠であることが改めて突き付けられました。パンデミックの渦中においても看護職は市民の健康を守るために高い使命感をもって働いている一方で、経済優先の社会では犠牲になりやすい存在であることも浮き彫りになりました。
本分野では、看護職を社会の維持と幸せな市民生活には不可欠な存在と認識し、彼らの専門職性・専門職化、キャリア開発、労働環境にかかわる諸問題を学際的に探究します。我々のミッションは、看護職のさらなる能力の発揮と社会的地位の向上に貢献することです。同じ志をもつ方々との議論を通して、我々のミッションを達成すべく、地道に研究活動を続けていきたいと思います。
2021年3月
教授 朝倉 京子